ariyoshitatsuhiro’s blog

有吉達宏 思考

見たくないもの

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何か人の考えをわかると思うとき、その時点での解に安住する後ろめたさが浮かぶ。

 

わかったのなら、わからなくなるまでその人の思想を辿るべきではないだろうか。

 

現状のわかるに安住することは、下手な料理をつくって、地面に落とすようなものではないだろうか。

 

蟻が喜ぶのは、人との間に絶対の剥離があるからだろうか。

 

作品を料理に例える人がいる。

でもそのおいしさは味と認識できるものに限られない。

見るというのは見たくないものまで見えてきてしまうもの。

 

目に映るもの全て、その本当の姿は見たくないものなのではないだろうか。