世界は広い
世界は広い、考えうること、知れることはその一部でしかない。だが作品はその範疇に無いように思える。
世界は広いが一人の人、動物、植物、バクテリアも世界を内部に有しているように思える。
芸術がアガメラレルのはそれが人の等身、あるいはそれ以上だからだと思える。
芸術を崇める気持ちがあるなら隣人、触れる世界を崇め注視しなくてはならない。でなければ自己満足の陶酔に浸っているだけだ。
個展のアニメーション、既に出してもいい状態なのかもしれないし、そうではないのかもしれない。ただマッチョに武装する気持ちは捨てたい。
それには、人を信じているかが分かれ道になってくる。
不安の中に生きるしかないのかもしれないけれど。